ITILとは
1.ITILってなに?
ITIL(アイティル)とは"Infomation Technology Infrastructure Library"の頭文字をとったもの。Libraryの言葉が示すようもともとは書籍群をさします。英国政府がシステム運用・管理を体系的にガイドラインとしてまとめ、書籍にしたものが起源となっています。紹介されている事例はベストプラクティス・グッドプラクティスとも呼ばれます。
ITサービスの運用現場ではこのITILを取り入れ、IT投資に見合った効果を得られるよう、継続的な改善を目指す動きが広がっており、ITILに精通した人材の確保が急務となっています。そこで注目されるのがITILの理解度を測るITIL試験です。
2.ITIL試験とは
ITILの理解度を測る認定試験です。
ITIL試験はITILの版数とともにバージョンアップを重ね、現在(2012年5月現在)はITIL V3試験となっています。ITIL V3試験は
- ITIL入門者向けのファウンデーション
- 中級者向けのインターメディエイト
- 上級者向けのエキスパート
- 最上位資格のマスター
の計4種類の資格で構成されています。
このサイトではITILの入門試験であるITIL V3ファウンデーション試験の合格法を中心にご紹介します。
3.ITIL取得のメリット
ITILv3ファウンデーション取得のメリットには以下のものがあげられます。
-
取得者が少ない、希少性がある
システム運用の体系的知識収得システム運用に携わる人でもITILの取得者はそれほど多くありません。経験と感、そして人間力がものをいうのはどこの職場でも同じです。しかし学問的知識が必要なことも現場の人間は感じています。ITILを取得することとで、システム運用の体系立った知識を身につけていることを証明できます。 -
ファンデーション試験は実は簡単
ファウンデーション試験は簡単実はファウンデーションで問われるのは基礎的な知識に留まります。システム運用を実際に行ってない人でも、さらにはIT業界でない人でも、少しの勉強時間で取得することができます。 -
短期間で取得可能
短時間で取得可能先に紹介したようにファウンデーション試験は難しくありません。集中すれば1週間でもとれます(私の知り合いには3日でとったという強者も)。実際は2週間から1ヶ月の勉強時間をみるとよいでしょう。短期集中型の試験です。 -
一年中受験可能
いつでも受験できるファウンデーションの試験は全国各地にある試験会場でほぼ毎日行われています。都合のよい日に受験が可能。都合が悪くなった場合でも、24時間前であればWebから受験日時の変更が可能。もしもの時のリベンジ受験もいつでもできます。 -
採用者のアピール大
履歴書で大きなアピールになる履歴書の資格欄を手っとり早く埋めたいときに、簡単・すぐ取得できるこの資格は助かります。簡単とはいえ、専門的、国際的な資格であり、また業界での取得者の絶対数は少ないためアピール度は非常に大きいです。また会社員になってから、人事評価での自己研鑽のアピールにも使えますね。 -
将来性ある資格
発展性のある資格であるITIL ファウンデーションはITILの入門資格。これから真のシステム運用の専門家となるための上位資格が待っています。ファウンデーションの取得はさらに上を目指すことの意思表示ともなります。やる気があることを周囲にアピールできます。
ITIL V3 ファンデーションは大変費用対効果の高い資格なのです。
⇒ ITIL試験の概要 へ