ITIL上位試験の取得法
ITIL ファウンデーションを取得は単なる通過点。ファウンデーション合格者にはさらなるITIL上位資格を目指してもらいたいとも思います。現在のITILの資格パスは以下の様になっています。
ITIL資格はクレジット(単位制)を採用しています。ファウンデーション取得者はすでに2クレジット取得したことになっています。
ITILはファンデーション⇒インターミディエイト⇒ITILエキスパート⇒ITILマスターと上位資格が構成されています。
■ITILインターミディエイトとは
ITIL試験の中級資格です。そしてITILエキスパート取得のための通過点にある各試験の総称です。
インターミディエイトコースには
"ITILサービスケイパビリティ・ストリーム"
"ITILサービスライフサイクル・ストリーム"
の2つのコースがあります。
いずれかのコースの1試験を合格すれば、インターミディエイトです。どちらのコースを選んでもITILエキスパートに到達することができますが、サービスライフサイクルストリームの試験はCSIを除いて日本語化されていませんから、通常ケイパビリティ・ストリームの試験を選択することになると思います。
ITILエキスパートの通過点にすぎないため、あまり認知されていないのが実情です。
研修と試験をパスすることでクレジットを貯めていきます。いずれのコースでも21クレジットを貯めることができます。
■ITILエキスパートとは
ITIL試験の上級資格です。ファウンデーションとインターミディエイトコースを経て22クレジットを貯め、12日前後のエキスパート研修をうけることでITILエキスパートに認定されます。通常研修と試験は並行して取得していきます。
■ITILマスターとは
ITIL試験の最上位資格です。ITILv3エキスパート資格保持者で、ITILに係わる講演や執筆といった活動などが認められるとITIL マスターとして認定されます。試験では、与えられた課題を説明した文書ならびにこれを補完する口頭発表が評価の対象となるとのことですが、資格リッチも詳細は把握していません。